東都浅草金龍山随神門之景図(Zuijinmon Gate of Sensoji Temple at Asakusa)

画工: 一勇斎国芳 芳桐印
版元名: 丸巴
商店(難波屋)
テーマ: 役者絵 名所絵
出演者: 岩井粂三郎 市川団十郎 中村歌右衛門 尾上梅幸 市村羽左衛門
「随身門」は現在の二天門のこと。国芳の絵では難波屋の前で有名役者が描かれている。歌麿の当時三美人に描かれた難波屋おきたは看板娘だった。実際には難波屋は移転もしているが当時の場所を確認できる貴重な絵である。
「随身門」朱も鮮やかな浅草寺の東門・国の重要文化財
- 現在の二天門は本堂東に建つ朱塗りの門で、今の門は慶安2年(1649)に浅草寺の東門として創建された。江戸時代は「随身門」といわれ、豊岩間戸命、櫛岩間戸命を守護神像(随身像)として左右に祀っていた。
明治17年(1884)、神仏分離によって「随身門」に安置されていた随身像は、浅草神社に遷座されて、鎌倉の鶴岡八幡宮から広目天と持国天の像が奉納された。このとき名称を随身門から「二天門」と改めた。